遺産寄付しますか?
最近テレビCMで「遺産寄付」「遺贈」などの言葉がよく出てきます。
遺言書あるいは遺産分割協議で遺産を国、地方公共団体、特定の公益法人等に
寄付するもので社会貢献になり、寄付額が相続財産から控除されますので
相続税は減少または不要になります。
遺言書あるいは遺産分割協議で福祉、医療関係、教育に寄付をする行為は素晴らしいことです。
しかし寄付が身近な行為であり家族関係良好なら受けいられやすいでしょうが、
そうではない家庭では問題が起こりがちです。
例えば、遺言書に寄付の記載があると「なぜ寄付するのか?」家族で揉めます。
特に家族関係が良好でない家庭、相続争いのある家庭では、この「寄付」は否定されてしまいます。
最悪の場合、この遺言書は使わずに相続人全員で遺産分割協議をすることになることもあります。
寄付したいときは遺言者は「なぜ寄付したいのか」「なぜその団体なのか」
その熱い思いを家族全員に伝えて理解されることが必要です。
「遺産寄付」を考えるときは慎重に、「遺産寄付」を契機にして相続人が揉めて
不仲になってしまっては悲しいことです。
しかし子供が無く、配偶者に先立たれた方などは「遺産寄付」される方が着実に増加しています。
みんなが少しづつ遺産を「寄付」に廻す文化が定着すれば
いい世の中がやってくるような気がします。
親切な相談無料
相続遺言専門行政書士
ウチダ和彦行政書士事務所
連絡先 090-9895-4829
土日OK 9時から19時